「経営コンサルは高い」に終止符!!AI×論点設計でコンサル費を40%圧縮できた理由
- Daisuke Wakui

- 10月11日
- 読了時間: 7分
「論点設計×生成AI」のアプローチにより、コンサル外注費を最大40%削減できました。その背景を、具体的な方法・仕組み・実績データとともに解説します。コンサル費用に悩む経営層・事業責任者の方は必見です。
なぜ“経営コンサルは高い”のか——高止まりの構造
まず、コンサル費用が高止まりしがちな理由を整理します。背景には主に次のような構造的要因があります。
丸投げ前提の体制 – プロジェクトをコンサルに丸ごと委託すると、役割分担が曖昧になり、必要以上の人員が投入されがちです。その結果、人件費が膨れ上がり、コンサル費用の高止まりに直結します。
リサーチ・資料化の労働集約 – コンサル業務では情報収集や資料作成に多くの工数が割かれ、人が手作業でデータを集め整える割合が大きいです。ある調査ではナレッジワーカーが1日の約30%(2.5時間)を情報検索に費やすとされbotwise.io、こうした非効率な工程がコンサル費用を押し上げています。
プロジェクト運営の非標準化 – 進行管理や仮説検証の進め方が個人任せになりがちです。標準化された仕組みがないと各担当者のやり方に依存し、業務の進め方が曖昧で生産性が低下しますjugaad.co.jp。属人化による手戻りや漏れが発生し、結果としてプロジェクト全体のコスト高につながります。
解決策:AI×論点設計で“やるべきこと”を半分に絞る
上述の課題を解決するため、当社は「論点設計×生成AI」を組み合わせ、プロジェクトの「やるべきこと」自体を大幅に削減しています。
支援内容の絞り込み(丸請けしない)
BCGで培った論点思考・仮説思考と、SOLIZEでの業務分析の知見を活かし、まず課題の論点ツリーを作成して役割を明確化します。当社担当/貴社担当/他社(パートナー)担当と切り分け、プロジェクト全体の丸請けはしない方針です。この段階で論点ごとに支援範囲を絞り込み、不要な工数を排除します。論点を明確に設計することで議論の方向性がブレず、時間や労力のムダを防止できますkotora.jp。実際、フレームワーク思考で課題の約80%は整理可能との経験則もありnote.com、体系的な論点設計によってプロジェクト全体の不要作業を大幅にカットできるのです。
生成AIによる徹底的な効率化(独自ツール群)
次に、生成AIを駆使してリサーチ・分析工程を徹底的に効率化します。当社では独自開発の生成AIツール群により、情報収集・整理・一次分析を自動化・高速化しています。
例えば当社では以下のようなツールを開発・活用しております。
Google検索の自動化ツール
文書検索・要約分析の自動化ツール
業務分析の自動化ツール
蓄積したリサーチ情報のデータベース化
新規事業企画の自動支援ツール
経営コンサルAIエージェント
これらによって、大量の情報収集や資料下準備を人手よりはるかに高速にこなします。
実際、他社の生成AI活用例ではコーディング前のリサーチが3時間から5分に短縮されai-front-trend.jp、文書作成や校正作業が30%以上効率化したとの報告もありますai-front-trend.jp。当社でもこうしたAIの力でリサーチ・分析工程を劇的に短縮し、人的コストを削減しています。
プロジェクト運営の“仕組み化”
さらに、プロジェクト運営自体を仕組み化して効率と品質を高めています。「プロジェクトマネジメントシート+当社コンサルタント+経営コンサルAI」の三位一体で論点・仮説・タスク・スケジュールを一元管理し、属人的な進行を排除します。各工程にAIを組み込み、進捗管理や分析手法を標準化することで、個人依存による漏れや手戻りを防ぎます。
例えば以下のようなAIモジュールがプロジェクト作業を分担します。
論点設計AI(課題をフレームワーク化)
仮説立案AI(仮説の網羅出しと検証プラン立案を支援)
資料作成支援AI(スライド素案や文章要約の作成を支援)
文書・音声解析AI(会議録や各種文書から要点抽出を支援)
このように人とAIを組み合わせて進行管理・分析プロセスを高度に標準化し、コンサルタントは意思決定につながる部分に集中できます。
効果:「経営コンサルは高い」に終止符を打った理由
上記のアプローチにより、当社ではコンサル外注費用の30〜40%削減を実現しました(社内従来比)。なぜこれほどのコスト圧縮が可能になるのか、その主な理由を3つに整理します。
情報収集時間の大幅短縮 – 生成AIと自動化ツールでリサーチ工程を効率化し、従来の半分以下の時間で必要なデータを揃えます。 例えば、社内AIアシスタント導入で年間18万時間以上の作業時間削減を達成した企業もありますai-front-trend.jp。
分析・資料化の半自動化 – Excel集計やスライド作成の一部をAIが代行し、人間の作業量を減らします。下調べやドラフト作成をAIに任せることで、コンサルタントは検討の核心や意思決定に専念でき、生産性が飛躍的に向上します。
PMO標準化によるムダ排除 – プロジェクト進行を仕組み化することで、個人依存による非効率(コミュニケーションロスや手戻り)を削減します。定型化された進行管理によりチーム全体の動きを最適化し、結果としてコストダウンにつながります。
イメージとしては、情報収集→要点抽出→仮説検証→資料化→意思決定の各工程でAIがアシストし、人間は“意思決定に効く作業”へ集中できる状態です。 このように各工程の所要時間を劇的に圧縮できるため、外注コスト全体で最大40%もの削減が可能になりました。
また、生成AIの活用が直接コスト削減に結びつくことは外部調査からも裏付けられています。BCGの調査によれば、AIを先進的に活用する企業はそうでない企業に比べて期待できるコスト削減効果が40%大きいと報告されていますbcg.com。当社の取り組みもこうした世界的トレンドと軌を一にするものです。
実績とユースケース
当社が支援したプロジェクトの一例を匿名でご紹介します。
新規事業/SaaS立ち上げ(物流・造船) – 新規事業の戦略策定から要件定義・開発・営業・カスタマーサポートまで、PMOとして一貫支援。経営陣と現場の橋渡し役を担い、スピーディーなサービス立ち上げを実現しました。
事業戦略/中期計画策定(消費財メーカー) – Webリサーチやユーザーインタビューによる市場調査から戦略立案、役員向け資料作成までを一気通貫で実施。仮説検証を短サイクルで回し、数ヶ月で中期経営計画策定を完遂しました。
DX/生成AI活用支援(保険・BPO・機械設計メーカー) – 各社のDXプロジェクトにおいて生成AIのPoC(概念実証)を実施。保険査定プロセスの自動化、社内ナレッジ検索システム(RAG)導入、RFP(提案依頼書)回答の検索・分析自動化などに取り組み、効果試算まで行いました。
当社の活用方法:2つの入り口
当社サービスは、目的やニーズに応じて2つの利用形態があります。
プロジェクト推進支援
事業戦略、新規事業立ち上げ、業務変革、コスト削減、システム導入、生成AI活用推進、PMO支援など一定期間のプロジェクトを並走支援します。当社コンサルタントとAIエージェントが貴社チームに加わり、計画策定から実行まで伴走することでプロジェクトの成功率を高めます。
スポット支援
特定の課題や作業に絞った短期支援サービスです。市場リサーチ代行、資料作成支援、戦略アイデアの壁打ち(ブレスト)など、ピンポイントのニーズに対応します。必要なタイミングで必要な専門リソースを柔軟に活用できるため、小規模案件や初期検討段階の支援に適しています。
体制と品質
当社は「論点設計×生成AI」により費用対効果を最大化する体制を整えています。創業者はSOLIZEで属人化解消の業務コンサルティングに従事し、BCGではDX戦略や新規事業・マーケ戦略、コスト削減プロジェクトなどを多数経験しましたnote.com。
その知見をもとに、人の洞察力とAI技術を融合した新しいコンサルティングモデルを構築しています。社内では戦略コンサルタントとAIエンジニアが連携し、プロジェクトごとに最適なチームを編成。人間コンサルタントによる論点設計・意思決定支援と、AIによる大量データ処理・自動化を組み合わせることで、高品質かつスピーディーな成果をお約束します。

お問い合わせ
当社が「経営コンサルは高い」に終止符を打てた理由について説明いたしました。
「コンサル費用をもっと抑えたい」「自社に生成AIを導入したい」とお考えでしたら、ぜひ一度ご相談ください。30分間の無料相談にて当社手法の適用可否や進め方のプランをご提案いたします。
お問い合わせ先: labz.-inc@labz.jp


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