丸投げしない伴走が成果を生む:役割分担と「丸請けしない」の設計思想
- Daisuke Wakui

- 11月3日
- 読了時間: 4分
外部に“丸投げ”した瞬間、学習もスピードも止まる
「コンサルに頼んでも、何をしてくれているのかわからない」「結局、現場が実行できない提案書が残っただけだった」そんな経験はありませんか?
Labz.は、単なる“受託”ではなく、お客様とともに考え、走る「伴走型コンサルティング」を提供しています。私たちが掲げるのは、「丸請けしない伴走」の仕組み化。
BCGやSOLIZEで培った論点設計の技術と、独自に開発した生成AIツール群を活用することで、役割分担・仮説思考・AI活用を一体化。コスト削減と成果創出を両立する、新しいコンサルのかたちを実現しています。
なぜ「丸投げ」はうまくいかないのか
“丸投げ”が機能しない理由には、いくつか明確な構造的課題があります。
要件の拡散と再定義が連鎖する
依頼時に明確だったはずの目的や前提が、外部パートナーに丸投げした瞬間にあいまいになり、結果的に要件の再定義が繰り返される。これはよくある失敗パターンです。
社内の学習が止まり、ナレッジが残らない
外注任せにすると、施策や判断の裏側にあるロジックが社内に残りません。学習機会が失われ、再現性のない取り組みになります。
現場制約を無視した“机上の空論”になりがち
提案内容が現場の実情と乖離し、絵に描いた餅になるリスクが高まります。
Labz.の「丸請けしない」設計思想──三原則
Labz.では、以下の3つの原則に基づき、プロジェクトの設計と推進を行います。
① 役割分担の明確化
プロジェクトの全体像を見渡しながら、「当社/貴社/他社」の役割を明示的に定義。得意な領域に集中し、過不足なくタスクを設計することで、丸請けによるブラックボックス化を防ぎます。
② 論点・仮説ドリブン
「課題が山積みで、どこから手をつけるべきかわからない」という状態を防ぐため、Labz.では大論点→サブ論点→検証タスクへと、MECEに分解。論点ごとに仮説を立て、進捗と成果を可視化しながら進めます。
③ 生成AIと人の協働
情報収集・文書分析・資料作成など、AIが得意なタスクは自社ツールに任せ、意思決定・利害調整・推進は人が担う。AI×人の最適分業により、コストと品質のバランスを高い次元で実現します。
役割分担の設計──「誰が何をやるか」を曖昧にしない
Labz.では、PM領域でよく用いられる「RACI」の考え方をベースに、明確な役割分担を設計します。
担当 | 役割例 |
当社 | 論点設計/仮説構築/タスク設計/プロマネ/生成AI設計・運用 |
クライアント | 現場知見の提供/意思決定/実行と運用への落とし込み |
AI | 情報収集/情報整理/論点設定/仮説立案 等 |
このように、誰が何を担い、どの範囲で協働するかを初期に設計することが、プロジェクト成功の鍵です。
プロジェクトの進め方──4つのステップ
Labz.では、以下の4ステップでプロジェクトを推進します。
ステップ1:Kick-off(現状整理と目線合わせ)
目的とゴールを明確化し、成功指標を設定します。
ステップ2:論点・仮説設計
検討すべき論点と仮説を洗い出し、優先順位をつけ、ロードマップ化。
ステップ3:スプリント実行
週次単位での仮説検証→学習→次アクションを回し、学習サイクルを高速化。
ステップ4:定着と内製化
施策をドキュメント化し、ナレッジとして社内に残すことで再現性を担保。
三位一体の仕組み──人・AI・ツールで支える推進力
Labz.の伴走支援は、「人の力」だけでも「AIだけ」でもありません。以下の三位一体で進めます。
プロジェクトマネジメントシート
論点・仮説・タスク・スケジュールを一元管理するフレームワーク。
Labz.コンサルタント
推進とファシリテーション、AIに向かない判断や関係調整を担当。
生成AIツール群
調査、仮説整理、業務改善分析、RAG(文書検索型AI)などを自動化。
丸投げしない伴走が成果を生む
実際に、多くのプロジェクトで以下のような成果を出しています。
外注費の適正化:丸請け型と比較して30〜40%のコスト削減(当社比)
意思決定の質向上:論点設計→仮説検証のサイクルで合意形成が早く、深くなる
内製化とナレッジ定着:資料・判断プロセスをドキュメント化し、他部署でも再現可能
実績スナップショット
以下は、実際にLabz.が支援したプロジェクトの一部(匿名要約)です。
SaaS新規事業立ち上げ:PMOとして要件定義〜営業戦略・CS支援まで一気通貫で伴走
大手企業の事業戦略/DX支援:仮説設計、定性調査、意思決定支援までカバー
生成AI導入支援:業務分析→PoC→RAG導入→効果試算まで高速実行
※詳細事例はこちらからご請求ください。
まずは、課題の壁打ちから
「丸投げしない伴走が成果を生む」ポイントについて記載いたしました。
「何から始めればいいかわからない」そんなときこそ、お気軽にご相談ください。
お問い合わせ先: labz.-inc@labz.jp


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